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こんにちは!wee広報です。この夏、弊社に「ART WORK サービス」という組織のエンゲージメントと個人のパフォーマンス向上を目的としたサービスが誕生しました。その企業オリジナルのアートを制作するこのサービス。この連載では開発ストーリーなどインタビューを通してお伝えします。

第一回目のインタビューは、サービスのプロデューサーである弊社代表の竹内です。この捉えるのが難しい(←褒め言葉。笑)サービスについてインタビューしてみました!

広報:一言で、どんなサービスですか?

竹内:企業と働く人の思いを重ねて、オリジナルのアートを製作するサービスです。アートをつくるプロセスに、企業で働く人が主体的に関与するので、組織のエンゲージメントが高まっていくんです。それに出来上がるアートが何よりかっこいい!僕も誇りを持ってお勧めできるサービスです。

広報:実物も見たのでなんとなく価値はわかるのですが、アートはどんな目的で作るのでしょう?具体的にいつのタイミングでアートを作るんですか?

竹内:オフィスの引っ越し、リブランディング、社長の交代などなど。心を新たに挑戦したり、新しい企業の方向性を従業員と共有し会いたいときに、ぜひ利用してもらいたいです。

広報:アートをつくるプロセスを知りたいです。

竹内:経営層とビジョンや会社を目指す方向を一緒に言語化するんです。その言語化されたワードをもとに、企業内の総務や人事の方々とアート全体の方向性を決めていくんです。その大枠が決まったアートの具体的な中身を作るのに、企業で働く人たちが関わっていきます。

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広報:おお!働く個人がそのアートに関わるのは面白いです!

竹内:プロセスに加えて、“アートをアーティストが作ってない”というのが面白いところ。

アートはいろんな定義があるでしょうが、個人の思いや意見が表れている。であるなら、全員がアーティストであってもいいのに、なぜ作品を作れないのかと。個人的にたどり着いた結論は、“思い”と“技術力”があればアートが作れるのではないかということ。このサービスは、思いを持つ人、技術を持つ人と、不完全な人たちが集まって、ひとつのアートを作っていきます。

広報:面白いです!“思い”と“技術力”のうち、“思い”は企業や従業員の思いと理解しました。では、を形にする技術はどうするのですか?

竹内:僕たちチームで技術を提供します。メンバーは僕含めて4人。広告業界で誰もが知る大手企業の制作物をつくるアートディレクターと、海外の有名アーティストのライブの装飾や有名店のディスプレイを作ってきた職人が担当します。なお、僕は経営層とビジョンを言語化したり、全体のマネジメントを行う役割です。

広報:ありがとうございます!プロフェッショナルな方々にお任せできるんですね。

竹内:僕たちが制作はサポートするので、“やってみる勇気とか、創造していく活動”が増えていくといいなと思います。個人が「やってみよう!」というふうに思う機会が増えたらいいなと。個人的には、自己変容に興味があるので、働く個人が変わるという観点に着目したいです。

広報:企業と働く人の思いを重ねて、オリジナルのアートを製作するサービス、という概要は理解できました!うーん、でも…なぜこのサービスを作ったのですか??どんな問題意識があったのでしょうか。

竹内:僕はリクルートグループに15年ほど所属をしていました。ご存知の通りいち早くリモートワークも導入し、Will Can Mustという人事評価制度を推進しており「個人の働き方」については先進的な取り組みをしている会社です。僕自身、個人の働き方や思いを重視するスタイルが非常に好きでした。

広報:私もリクルート出身なので、とてもよくわかります!いい会社です。でもそれがどう繋がるんですか?

竹内:リクルートの文化や経験も踏まえて、独立した自分自身がいまも信じているのは、“個人の思いと会社のビジョンをしっかり繋げること”で、最大限のパフォーマンスが生まれること。僕自身がその2つが重なった仕事は、モチベーションが高い状態で働けたし、心からワクワクしたし、結果として高い業績も出ました。僕個人のプレーヤーとしての経験もそうですが、部長として100人を超えるメンバーがいる管理職の経験でも同じことが言えます。元気がない組織が、目の前でどんどん生き生きと蘇っていく経験もしましたので。

広報:周囲から「楽しそうに働くね!」と言われていますよね。みんな実は仕事が楽しくないのかな…?仕事というものに“やらされ感”を感じている人もいると思いますが、正直とてももったいないことですよね。他には具体的にどのような経験をされましたか?

竹内:僕は広告制作のディレクターをしていたのですが、共感している商品やサービスの広告コピーを書くときの方が納得度が高まるのは想像できるでしょう。もっと具体的に言えば、東日本大震災の際には液状化したエリアに住んでいたのですが、その経験から住民同士の助け合いが必要だと気づいた。

その自身の気づきをもとに、地域で助け合いができるような繋がりを作ることと新築分譲マンションのプロモーションを両立させる取り組みをしていた時は広告出稿主のデベロッパーと僕の思いが重なって、いい結果に結びつきました。個人の問題意識と仕事のテーマが同じだと、パフォーマンスが出せるんですよね。

広報:なるほど!アートワークプロジェクトを導入する企業側の視点から言うと、その環境をつくり出すサービスにもなり得ますね。個人の視点でも、自分の思いを言語化することで最大限のパフォーマンスを発揮するきっかけにもなり得そうです。

 

竹内:はい、個人のパフォーマンスが上がり、結果的に企業の業績にも集約される環境を作れた方がいい。お互いよい関係性をつくり、組織エンゲージメントに寄与できるサービスだと思っています。具体的には、社員が生き生きしたり、受け身から能動的になったりするはずです。「ちょっとした挑戦が増える」というのもあるかもしれません。

広報:組織のエンゲージメントがサービスの指標になってくることは理解しました。その観点でサービスが大きく寄与する点を教えてください。

竹内:あくまでも個人の思いが起点ではなくて、会社の思いに個人の思いを重ねてもらうのが重要。このサービスは、経営陣との企業のビジョンづくりからスタートします。企業の思いをしっかり言語化し、社員に伝えることも大事なこと。よく課題としてお聞きするのは、「ビジョンが言語化されていない」「言語化したけどしっくりきていない」と言う状況です。会社の視点からすると、導入により“素敵なお節介”をする人が増える想定です。笑。

広報:自律的に動ける社員が増えるのは、お互いにとっても素敵なことですね。その状態を継続できるのが重要だと思いますが、何か工夫はありますか?

竹内:アートは形に残るもの。みんなが見るようなオフィス内の一角やエントランスなどに設置することが多いので、ふとした時に目に入ります。最近話題になった記事で「お守りが一番事故防止になっている」というのを見ました。事故を起こしたくないのは誰もが同じ。その思いを想起する装置が重要なのです。このアートは、会社のお守り的な存在として、決意や感情を保存できる効果を期待できます。

広報:このアートサービスを今後どうしていきたいですか?

竹内:まずは10年間で100事例の会社のアートをつくることが目標です。それを通して、個人が生き生き働く社会に少しでも寄与できたら嬉しいです。そして最終的には街のアートを作りたい。街に受け継がれて、残っていくアートです。愛着はあっても、自分の軌跡として残るものってなかなかないですよね。会社でも、街でもあれ作ったんだー!って1万人が言えるようなものって素敵じゃないですか?

聞き手:榎本淳子

wee広報担当/ごきげんな環境が個人のパフォーマンスを最大化すると信じています。オープンイノベーションサービスの事業開発と二足のわらじ。「weeはプロ集団の集まりなのでとっても刺激になります」趣味は、娘・息子のように可愛がるわんこを愛でること。

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